こんばんは。
約1ヶ月振りの投稿になります。
今日はね、何かvape関連のお話とかではなくて、タイトル通り新型コロナウイルスについてのお話です。

実はワタクシ、8月の21日から入院しておりました。
新型コロナ陽性という事で。
長くなるのでそのつもりでお願いします。
読んでる人がいるならね、
いないかな。
でも今回は読んで欲しいと思いますけどね。
何しろ一般の方と医療従事者とで新型コロナの軽症、中等症、重症の捉え方が違いすぎる所があるようなので。
一般の人は重症というとあー、入院して下手すると人工呼吸器使うのかな、くらいの認識だけど医療従事者からすると重症化した患者さんはもう助からないかも・・・という捉え方になるみたいです。
そんな事もあるのでお時間ある方は是非読んでみてください。

我が家のストーリーはこうです。

まず同居の家族(嫁の姉)が体調を崩した為、近所の発熱外来を予約して連れていったらPCRを実施して陽性判定。
保健所から連絡があり、現在の状態で自宅療養との指示を受けました。
これが8月7日の話。
その後自宅療養支援センターなる施設からパルスオキシメーターが送付されました。
手の指先に挟んで血中酸素濃度と脈拍数を測定する機器です。
同時にワタシと嫁も濃厚接触者となる為、保健所の指示としてPCR検査を予約、テレビなどでも有名な埼玉県内の救急クリニックで実施しました。
それが9日。結果はワタシ陽性、嫁陰性。

10日には保健所から連絡があり、ワタシも自宅療養となりますよ、と言われました。
9日発症、約10日間の療養となります。

実はワタシ、普段から平熱が高く、36.8℃程度なので熱には強いタチなんですが、今回は9日の夜から40℃近くの高熱が毎日続き、流石にメンタルがやられそうになりましたよ。
ホントに苦しかった。昼間はそうでもないけど夜が来るのが怖かったです。
鎮痛解熱剤を1日の限度回数飲み続ける毎日。
血中酸素濃度の値も日に日に悪くなり、最終的には90%以下になるほど。

血中酸素濃度については最初は96%以下はヤバいと言われていましたが、救急搬送される条件は90%以下か以上かで判断されていたようです。
でないとほぼ搬送になるから。
要は篩の穴がどんどん狭くなったわけです。

さて、ワタシは血中酸素濃度の低下で呼吸が苦しいとかではなく、とにかく高熱が辛い。
さいたま市の自宅療養の場合は毎日4回程保健所から電話の音声ガイダンスで健康状態の報告をするのですが、これの結果が悪ければ保健所の看護師又は医師から直で電話が来ます。
ワタシの場合、熱も酷いが血中酸素濃度の値が悪すぎて、入院手続きをします、と言われたのが19日。
手続きはしてるけど入院できるかどうかは別の話です。
これはテレビなどで報道されている通り。
なので特に期待もせず過ごしていたら、21日の午前中、いきなり入院してもらいますよ、との連絡が来ました。
自宅からほど近い病院です。
で、救急車が自宅に来てくれてそれに乗り込み病院まで送ってもらいます。
それが21日の午後1時半くらい。

実はその頃には熱もだいぶ収まり、血中酸素濃度値が悪い割には特に息苦しい感じもなかった(これは当初から一貫して感じていた事です)ので、変な感じではあったんですが病院に到着後、レントゲンやらCTやらを撮影したところ肺炎の状態がかなり悪かったようで、その病院ではいわゆる中等症までの対応らしく滞在2時間で別の病院に転院することになりました。
要は重症化のリスクにも対応できる病院に移るという事。
そうそう上手く病院を渡り歩けるもんかね、と当の本人が思っていたところ、これが上手くいったんです。

最初に入院した病院がさいたま市。
次なる病院が日高市。遠い。
いわゆる埼玉医科大学の大学病院ですね。
ここで再度レントゲンなどを撮影し、状態を確認、治療方針を決定します。
ま、要は肺炎をなんとかするという事で色々薬を使っていくんですが、ワタシが聞いたのはリウマチの薬が肺炎にも効く、という事。
これ肺炎の治療としては当然認可などされていないのですが、ここは大学病院なのでやりますよ、と医師が言っておりました。
但しこれいわゆるステロイド系の薬なので血糖値が上がります。
これの調整もインスリン注射で行います。
あと人由来の薬も使ったりするので輸血と同じである意味感染症の可能性もゼロではない、とか。
これについては新型コロナに限った事ではないです。

そういった薬を点滴で2種類。
あと酸素を10リッター(毎時?).。
トイレはベッド横にポータブルトイレを置き、そこでやる。
点滴って正直やたらおしっこしたくなります。
7月に結腸憩室炎で入院した時はおしっこの管を入れていたので楽だったw

酸素は血中濃度がどんどん良くなってきたので少しずつ減らしていって、30日に最初の病院に戻る前には外しました。

点滴も大学病院に居るうちに終了、肺炎の状態がだいぶ改善されたので投薬治療に切り替えます。
やはりステロイド系の薬なので血糖値がやたら上がる。
なので血糖値を毎日何回も測定し、高ければインスリンが増え、低く抑えられていればインスリンも減る。
現在はこの血糖値コントロールがメインなのかな。
投薬で治療は続いていますがこれによる血糖値の上昇下降をインスリンや飲み薬で調整しています。
退院してから注射などしなくて済めばいいな。

まあそんな感じでね、かなりリアルに「死」というものを感じたわけです。
そもそもタレントの野々村誠さんのように息苦しくて辛いとかではなかったけれど最初の39℃以上の高熱が10日間続いた時に「ああ、もうダメかも」と思ったものです。
あの状態で自宅療養では助かるものも助からないでしょうね。
特に一人暮らしとかの場合。

ちなみに嫁のお姉さんはきっちり10日間の自宅療養で回復し、現在は元気にしていますが味覚障害があるそう。
嫁は最初のPCR検査で陰性だったものの数日後に体調を崩しましたがワタシもお姉さんも自宅療養中で動きが取れず。
ワタシが21日に入院する頃にはお姉さんは自宅療養から離脱できていたので結局救急車を呼び、嫁もPCR検査対応の病院に連れていってもらって陽性判定、そのまま入院出来ることになりました。
それが8月22日の話。
なんか護られてる感じがする。

嫁は肺炎は肺炎だったようですがワタシなんかよりずっと状態は良かったみたいで29日には退院できました。
退院後の血糖値コントロールなども特になく、まあ良かった。

まあこうしてつらつらと書きましたが、正直な所入院した時点では熱も下がってきていて(あっても37℃前後)、息も特に苦しくなくただただ点滴やら投薬やらの毎日。
便秘になってそれが1番辛いかな。
とにかく動かないから下剤でも入れないとお尻痛いです。
ワタシ元々下剤とか効かないタチなので、最終的には座薬でした。
結腸憩室炎の時も2時間かけて2リッターの下剤を飲んでカメラを入れるんですがこれでも出きらなかった。
なので追加で浣腸までされたのですがそれでもまだ。
なのでその時はもう諦めて始めちゃいましたが絶食だったのでまだマシだったのかな。
とにかくお尻痛いので、ゆるくしてもらえれば大丈夫。

今現在9月2日ですがあと1週間ほど入院生活は続くようです。
4人部屋に放り込まれていて、皆さん同じような状態だそうですがとてもそうは思えない。
全員酸素は外れていますけど咳がとても辛そうな人もいるし数日前にトイレで倒れてしまい、その後1人トイレ禁止になったり症状は色々です。

そんなこんなで入院自体は便秘以外特に辛いとかはなく、入院や転院出来たことがラッキーだった感じです。
コロナなんてかかったけどただの風邪みたいなものだったよとか言う人もいるけどそいつらこそラッキーだ。
ちょっと熱が出てお終い、とかね。
それはそれで良かったんだとも思います。
でもリアルに亡くなる人も、救急搬送自体されずに命を落とす人もいるんです。
2、3日38℃位の熱を出したくらいで終わりの人もいれば人工呼吸器でようやく助かった人もいます。

自分もまあまあ辛い思いをした方だと思いますけど、軽い症状で治った人達に少しの配慮をお願いしたいのです。
上記のように「コロナなんてただの風邪」なんて絶対言うな。
お前の運が良かっただけだ。
良かったな、助かってさ。
罹患していない奴なら尚更言うな。
しのごの言わずにワクチン打て。
お前の為じゃない。家族など周りの人の為だ。
お前の腕が少々が腫れたからってなんだって言うんだ?
ま、そこは酷くなる人もいるようなので安全には最大限の気を使いたいけれど。。。そこも運なのかなあ。

そんな感じでね、ワタシは生還できそう。
家族もなんとか回復したし。

vapeも全然吸えてないですね。
やっぱり肺炎だったんだなと今更思います。
何しろ入院中暇でねぇ、色々買い物しちゃいましたよ。
退院したらまず簡単に吸いたいなとか思っちゃって、なんとPODを買いました!
PODなんて絶対買わないだろうと思ってたけどな。
しかも2種類。バカですね。
フレキチさんやエッジさんを駆使したりして。

あとやたらリキッドを買いました。
beyondさんで福袋的な奴を販売してたり、他にも今まで敬遠してたリキッドとか、なんか一気に買いました。
ああ、バカですね。
バカで良かった。

皆さん、本当にご安全に。
道端で酒なんて飲んでる場合じゃないっすよ!
死にたくないでしょ?